若草山

若草山

奈良の四季をイメージした装飾

世界文化遺産平城宮跡で行われる一大イベント「奈良大立山まつり」が、1月25日(水)~29日(日)に平城宮跡で開催される。東西南北の各方位を護る持国天増長天広目天多聞天の四天王をモチーフにした高さ約7mの巨大な山車「大立山」が4基そろい、太鼓の音や笛の音が響く中でライトアップされ、一年の無病息災を祈願して会場を練り歩く姿は圧巻。それぞれに奈良の四季をイメージした装飾が施され、まるで絵巻物のよう。若草山

さらに、御所市・鴨都波(かもつば)神社のススキ提灯献灯行事や東吉野村の小川祭など、県内で受け継がれる様々な伝統行事が披露されるほか、今年で4回目なる「あったかもんグランプリ」も1月27日(金)~29日(日)に開催され、奈良県にある39のすべての市町村から、あったかいグルメが大集合して新春の奈良を盛り上げる。奈良市の焼き鳥おでんや三郷町つくね汁、橿原市の献上飛鳥鍋など、郷土料理から変わり種まで、どのメニューも1食400円で食べられるので、ご当地の味を食べ比べてみよう!

また、子どもたちも楽しめるようにと、今年から「こども縁日」が開催される。どこか懐かしい雰囲気なので、子どもと一緒に寒さを忘れて、一日たっぷりまつりを満喫しよう!

■ 約600発の花火&高く燃え上がる炎の祭も注目!

【花火と炎が共演する奈良の真冬の風物詩“若草山焼き”】

若草山山上にある古墳の霊を鎮めるために始まったという説もある「若草山焼き」が、奈良公園若草山一帯で1月28日(土)<※点火不能の場合は29日(日)に実施>に開催される。約600発の花火が打ち上げられたあとに、33万平方メートルの草地にいっせいに火をつけて山を焼く真冬の風物詩だ。冬の夜空に山の輪郭が浮かび上がる姿は圧倒的な美しさ!

【高く燃え上がる炎で無病息災を祈願!「春日の大とんど」】

1月28日(土)<※雨天の場合は29日(日)に実施>の春日大社境内 飛火野では、春日の大とんどが開催。高さ約3mの火炉に、正月に納められた古いお札やお守り、しめ縄飾りなどをたき上げる。無病息災や五穀豊穣などを祈願し、炎が高く上がるほどご利益があるとされる。お守りなどは当日持込も可能。